WebアプリケーションやWebサイトを構築するときにヘッダーやサイドバー領域などにメニューやタブを(アコーディオンや短冊型など)配置するデザインが一般的かと思います。
このようなデザインでは現在表示されているページのメニューには class=”active” などと指定してフォーカスを当てるようになっていることが多いですね。
全てのページをべたで静的HTMLとして作る場合はいいですがメニューやサイドバーを共通部品としてSSIやサーバーサイドのテンプレートエンジンでインクルードしている場合はどうやってメニューにフォーカスを当てようか思案のしどころです。
このような場面で使えそうなアイディアを紹介します。
jqueryを使ってonload時にメニューにフォーカスを当てる(classを追加する)ようにします。
まず、メニューのフォーカスを当てたい要素には menu_ではじまるidをつけます。
つぎに、各ページのbodyのクラス属性に activeにしたいメニューのid名を列挙します。(メニューが多段構造になっている場合を考慮。)
このようにすることで全ページを共通処理できます。
jQuery(function($){
// メニューアクティブ
var classes = $('body').attr('class');
if (classes) {
var class_ar = classes.split(' ');
for (i=0; i<class_ar.length; i++) {
if (class_ar[i].match(/^menu_/)) {
var obj = $("#"+class_ar[i]);
obj.addClass("active");
}
}
}
});
メニューやタブをjavascriptでactiveにするちょっとしたアイディア はコメントを受け付けていません
[tips] 新しく作成したSVNリポジトリにファイルが追加できなくなった場合は はコメントを受け付けていません
- 空メールを受信したい
- ケータイからメールで画像アップロードを受け付けたい
など、複数のアドレスを1つの宛先(パイプ経由でプログラムに渡す)にまとめたい時にpostfixでは正規表現でのalias_mapが使えます。
しかし、この正規表現の指定方法が曲者でした。
エイリアスで正規表現を使うには main.cf に以下のように設定をして、
alias_maps = hash:/etc/aliases,regexp:/etc/postfix/aliases.reg
/etc/postfix/aliases.reg に正規表現と宛先のペアを書いていくだけです。
さてここで問題の正規表現の書き方ですが、例えば [email protected] (xxxxは数字4桁) というアドレスを hogeに転送したい場合、
/^hoge[1-9]{4}$/ hoge
でも
/^hoge[1-9]{4}@example.com$/ hoge
でも期待通りになりません。
正解は
/^hoge[1-9]{4}(@example.com)?$/ hoge
です。
つまり「ドメイン付でもドメインなしでもヒットするように正規表現を書かなければいけない」のです。
なぜかというとpostfixの仕様が以下のようになっているためです。
- local_recipient_mapsでのユーザの存在確認の際、正規表現テーブルではドメイン付きで検索している
- それに対してlocalがalias_mapsとして検索する時にはローカルパートのみで検索している
なんだか悲しい仕様ですね。。
postfix の alias を正規表現で指定したいときの注意点 はコメントを受け付けていません
「楽観的排他制御」という言葉を初めて目にしたのはJavaフレームワークSeasar2のS2Daoにおいてでした。
それまでの開発ではSELECT FOR UPDATEを多用していた気がしますが、以来ほぼすべてのプロジェクトで「楽観的排他制御」のパターンを用いることにしました。統一的でシンプルな仕様だからです。
以下のようなしくみを言います。
- 全てのテーブルには version列(int)またはtimestamp列(timestamp)を用意する。(version列のほうがよいと思います。)
- レコードの更新をするときに version列もwhere句に含め、set句にはversion列をインクリメントする。(timestampの場合はtimestampをセット。)
- update件数が0件だったら例外を投げる。
- 上記動作をDBアクセスライブラリ(ORマッパー)が透過的に取り仕切る。(開発者は意識しない。)
Teeple2 でこれを実現する方法を解説します。
Teeple2のDBアクセスライブラリ Teeple_ActiveRecordでは、insertおよびupdateの実行前に teeple_activerecord_before_insert, teeple_activerecord_before_update という関数の存在を調べ、存在した場合はこれらを実行した後に insert(update)を実行するようになっています。
このhook関数にはエンティティオブジェクト自身が引数として渡ってくるので、ここでversion列をインクリメントしたり条件を追加することによって楽観的排他制御が実現できるわけです。
例えば以下のようなコードをuser.inc.phpに追加します。
function teeple_activerecord_before_update($obj) {
if (property_exists(get_class($obj), 'version') === TRUE) {
// 楽観的排他制御
$obj->setConstraint('version', $obj->version);
$obj->version += 1;
}
return;
}
Teeple2で楽観的排他制御を実現するには はコメントを受け付けていません
sRecordは seasar2の S2JDBC, それをまねて作った拙作teeple2のActiveRecordと似たような使い方でSalesforceのデータを取り扱うことができるPHP5ライブラリです。google codeにオープンソースとして公開していますので是非ご利用ください。
http://code.google.com/p/srecord4p/
SalesforceのAPIでは複数のレコードをまとめて処理することが可能です。これにより通信オーバヘッドを軽減することができます。
Srecord_ActiveRecord#create()が単一レコードの作成だったのに対して、Srecord_Schema::createAll()を使うことで複数レコードを一度に作成できます。
Srecord_Schema::createAll()は Srecordオブジェクトの配列を引数に取り、それらのデータにしたがって全てのレコードをSalesforceに登録します。各レコードの結果は、各オブジェクトのgetState()メソッドで確認することができます。
$a1 = new Sobject_Account();
$a1->Name = 'Scott';
$a2 = new Sobject_Account();
$a2->Name = 'Tigger';
Srecord_Schema::createAll(array($a1,$a2));
if ($a1->getState() === Srecord_ActiveRecord::STATE_SUCCESS) {
// success
} else {
// false
print_r($a1->getErrors());
}
updateAll, upsertAll, deleteAll, undeleteAll も同様です。
$records = Srecord_Account::neu()->eq('Type', 'Prospect')->select();
foreach ($records as $record) {
$record->Type = 'Other';
}
$successAll = Srecord_Schema::updateAll($records);
if (! $successAll) {
// handle error
}
$records = array();
for ($i=0; $i<count($_POST['extid']); $i++) {
$extid = $_POST['extid'][$i];
$name = $_POST['name'][$i];
$account = new Sobject_Account();
$account->extid__c = $extid;
$account->Name = $name;
$records[] = $account;
}
$successAll = Srecord_Schema::upsertAll('extid__c', $records);
if (! $successAll) {
// handle error
}
$records = Srecord_Account::neu()->eq('Type', 'Prospect')->select();
$successAll = Srecord_Schema::deleteAll($records);
if (! $successAll) {
// handle error
}
$records = Srecord_Account::neu()->eq('Type', 'Prospect')->select();
$successAll = Srecord_Schema::undeleteAll($records);
if (! $successAll) {
// handle error
}
SalesforceのデータにアクセスするためのPHP5ライブラリ「sRecord」の使い方(8) はコメントを受け付けていません