SalesforceのデータにアクセスするためのPHP5ライブラリ「sRecord」の使い方(1)
投稿者: miztaka, カテゴリ: PHP, Salesforce, sRecord, tags: force.com, php, salesforce, srecord概要
sRecordは seasar2の S2JDBC, それをまねて作った拙作teeple2のActiveRecordと似たような使い方でSalesforceのデータを取り扱うことができるPHP5ライブラリです。google codeにオープンソースとして公開していますので是非ご利用ください。
http://code.google.com/p/srecord4p/
今日はセットアップ方法について説明します。
セットアップ
アーカイブを解凍します。
$ unzip srecord-x.x.x.zip $ ls srecord bin lib test
Partner WSDLを取得し”lib/wsdl”に配置します。
Partner WSDLを取得するにはSalesforceにログインし、
設定 -> アプリケーションの設定 -> 開発 -> API から「パートナーWSDLの作成」をクリックして”partner.wsdl”という名前で保存してください。
“lib/config.php” を編集して username, password, securityToken, wsdlPath を適切に設定してください。
Srecord_Schema::$username = 'salesforceusername'; Srecord_Schema::$password = 'salesforcepassword'; Srecord_Schema::$securityToken = 'salesforcesecuritytoken'; Srecord_Schema::$wsdlPartner = dirname(__FILE__)."/wsdl/partner.wsdl";
“bin/generator.php”を実行してエンティティクラスを作成してください。
$ cd bin $ php generator.php
“lib/sobject”に 「Sobject_SObject名」 というクラス名でエンティティクラスが作成されます。
“lib/sobjectdef”は Sobject_* のベースクラスです。
Salesforceのオブジェクト定義を変更したときは再度 generator.phpを実行してください。
ファイルが存在する場合はsobjectdefのみ置き換わりますのでsobjectのほうに書いたロジックは消されることはありません。
これで準備完了です。エンティティクラスを使用したいファイル内で lib/config.phpを require_onceするだけですべてのエンティティクラスが使用できるようになります。(autoload)